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<肥料成分偽装>元工場長らに罰金命令

押収した資料をトラックに運び込む捜査員ら=2015年12月18日、秋田市卸町の太平物産本社

 秋田市の肥料製造会社「太平物産」が有機肥料の原料割合などの表示を偽装していたとされる事件で、秋田区検は25日、不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で、同社と伊藤茂美元秋田工場長(63)=秋田市=を、肥料取締法違反の罪で、同社と長谷川博文元関東工場長(54)=同=を略式起訴した。秋田簡裁は同日、同社に罰金100万円、元秋田工場長と元関東工場長にそれぞれ罰金30万円の略式命令を出した。区検は納付状況を明らかにしていない。
 不正競争防止法違反(同)の疑いで書類送検された元秋田工場長代理の40代男性(青森市)は「責任の程度が低い」として同日、起訴猶予処分にした。
 秋田地検によると、同社と元秋田工場長は元工場長代理と共謀して2013年4月ごろから14年9月ごろにかけて2回にわたり、秋田工場(秋田市)で、約1000袋の商品に有機原料の割合を実際よりも多く記載し、取引先に誤認させるような虚偽の表示をしたとしている。
 同社と元関東工場長は14年9月ごろから15年1月ごろまでの間に計5回、関東工場(茨城県阿見町)で、約4900袋の商品を届け出と異なる原料で配合し、包装資材や保証書に虚偽の表示をしたとしている。
 秋田地検の神田正淑次席検事は「社内では不正が長年続いており、元工場長らだけに強い悪質性があるとは考えられず、懲役刑を求めるまでの事案ではない」と説明した。


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2017年01月26日木曜日


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