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<原発避難>経験者の悩み支援 交流の場開設

「みんなの家セカンド」で笑顔で語り合う母親ら

 東京電力福島第1原発事故で避難を経験した親子などを支える交流施設が25日、福島市西部の笹谷地区にオープンした。開設した地元のNPO法人「ビーンズふくしま」は料理の催しなどを通じ、母親が悩みを共有したり住民と交流したりする場を目指す。
 施設の名称は「みんなの家セカンド」。地区内で2015年3月に開設し、さまざまな人たちが集う「みんなの家」に続く拠点として、木造2階の民家を借りた。
 県外などの避難先から市内に戻ったり市内に避難したりしている親子などを対象に週2回程度、裁縫や料理などのイベントを開催。スタッフが自主避難者が残る県外の地域を訪れて悩みを聞く活動も計画する。家賃を含む年間事業費約400万円は国の交付金で賄う予定。
 現地であった披露会には、避難経験者や住民ら約50人が参加。餅つきなどを楽しんだ。
 福島県は自主避難者に対する住宅の無償提供を3月末で打ち切る方針で、県内に戻る世帯には地元での支援が必要になるとみられる。施設の富田愛事業長は「複雑な思いで避難や帰還を決断した方々が気軽に足を運び、語り合える『第二の家』にしていきたい」と話した。


2017年01月26日木曜日


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