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<熊本地震>焼却炉の硬貨 同額を義援金に

仮設焼却炉で見つかった硬貨を手にする井土さん

 東京電力福島第1原発事故で全村避難する福島県飯舘村は25日、同村小宮地区の仮設焼却炉で見つかった硬貨の相当額計2万5995円を、熊本地震で被災した熊本県益城町に義援金として送ると発表した。
 見つかったのは1円〜500円硬貨と5000円記念硬貨の計691枚。住民が一時帰宅時などにごみとして処理した家具などに入っていたとみられ、昨年春から8月にかけて出た燃えかすから、従業員が集めた。
 南相馬署に届け出て3カ月間持ち主が現れなかったため、村の拾得物となり、義援金にすることに。判別不能の硬貨164枚も含めて金融機関で審査し、お札などに換えて2月上旬にも益城町に送る。
 義援金贈呈を発表した菅野典雄村長は「わずかな金額だが、気持ちは伝わるはずだ」と話した。焼却炉責任者の井土俊輔さん(54)は「避難でばらばらになった住民と、硬貨が重なり、見過ごせずに集めた。痛みが分かる飯舘だから(益城町と)つながることができる」と期待した。


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2017年01月26日木曜日


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