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<夜間中学>学び直し広がる 週イチ授業に

新年度から授業日を拡大する仙台自主夜間中学=昨年4月

 さまざまな事情で義務教育を修了できなかった人たちが学び直す「仙台自主夜間中学」が新年度、授業を月2回から毎週に拡大する。仙台市教委との共催になり、宮城野区の市生涯学習支援センターを教室として無償で使えるようになった。運営団体は「学習希望者の選択肢が広がった」と喜んでいる。
 同校は現在、青葉区の市市民活動サポートセンターで毎月第1、第3水曜日に昼(午後2時〜)と夜(午後6時〜)の2部制で授業を実施している。これに加え、新年度からは支援センターで毎月第2、第4金曜日にも夜間部の授業をする予定だ。
 2014年に同校の運営を始めた「仙台に夜間中学をつくり育てる会」によると、これまでは授業が水曜日に限られていたため、仕事の都合などで参加を諦めた人もいたという。
 中沢八栄代表は「『別な曜日も授業をしてほしい』との要望は少なくなかったが、継続して使える会場が確保できず、これまでは対応できなかった」と話す。
 授業日が拡大されることで、講師らの確保が従来以上に課題となる。「水曜も金曜も手伝えるスタッフは現時点で数人しかいない」(中沢代表)ため、募集チラシを支援センターを通じて市退職校長会などに配ることを検討している。
 文部科学省は公立夜間中学を現在の8都府県31校から各都道府県に最低1校まで増やすことを目指している。東北では仙台、福島両市に民間の自主夜間中学があるが、公立はない。
 仙台市教委の千石浩生涯学習部長は「市民の生涯学習支援の一環で共催を決めた。公立校の設置は県とも協議すべき問題で、今回の共催決定と直接はつながらない」と説明する。
 仙台自主夜間中学の参加は無料で、年齢や学歴は問わない。連絡先は中沢代表090(7562)3227。


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2017年01月27日金曜日


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