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<にゃんとワンポイント>環境急変ストレスに

ソファでくつろぐ子猫。引っ越しなど急激な環境変化には注意が必要だ

◎猫は家に付く

 「犬は人に付き、猫は家に付く」と、昔からいわれています。これは猫が環境の変化を極端に嫌う動物、という意味だと思います。猫は本来、誰に頼ることなく、獲物を狩るハンターです。縄張り意識も強いためこのようなことわざが生まれたのでしょう。
 人と暮らしていれば、多少の環境変化はやむを得ないと思いますが、こうしたストレスはできる限り取り除いてあげましょう。部屋の模様替えは少しずつ。食器とフードは同時に変えない。トイレと砂も同様です。「一気に」は禁物です。
 特に引っ越しは要注意です。キャリーバッグは普段から「安心スペース」として室内で使うなど、慣らしておくことをお勧めします。当日は風呂場で待機させ、無理ならばペットホテルに預けましょう。ベッド、トイレ、タワー、食器はすぐに新調せず、使い慣れたものを用い、新居の家具の配置もなるべく旧宅に似せてください。1週間程度で慣れるので、気長に待つことです。
 また、時には仕事や家族の都合で、家を空けることがあると思います。1〜2泊くらいの外出であればフードを多めに用意し、室温管理をして、留守番させます。長期間になる場合は、知り合いやペットシッターに世話を頼みましょう。ホテルに預けるよりも、猫のストレスは少なく済むはずです。
 猫も人と同様ストレスが病気の大きな原因になります。典型的な症状として食欲低下、沈うつ、下痢、嘔吐(おうと)、毛づくろいのやり過ぎによる皮膚病(脱毛を伴うことが多い)、突発性ぼうこう炎などがあります。軽症で済む場合がほとんどですが、体力のない子猫や老猫、基礎疾患を抱えている猫は、早めに動物病院を受診してくださいね。
(伊達の街どうぶつ病院院長 伊東則道)


2017年01月27日金曜日


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