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<避難解除>3月方針説明 浪江町で住民懇

イノシシ対策などを求める意見が出された住民懇談会

 東京電力福島第1原発事故に伴う福島県浪江町の帰還困難区域を除く避難指示の解除時期を巡り、政府の原子力災害現地対策本部は26日、3月31日としたい方針を住民懇談会で初めて説明した。町民からは急増するイノシシへの不安を訴える声が目立ち、解除方針には「一方的な報告になっている」との指摘も出た。
 準備宿泊が始まっているため、懇談会は初の町内開催となり、町民133人が参加。国などは復興状況や除染の進展を説明した。
 男性の一人はイノシシに関して「自宅近くのヨシが伸び放題で巣ができた。除染後の管理が不十分だ」と強調。町内に泊まる別の男性も「朽ちた家がすみかになっている」と、早急な状況確認と対策を求めた。
 3月末の解除方針には賛成意見が出る一方、「放射線量が十分下がっておらず、時期尚早」と反対する意見や「町と国の間で決まったことなのか」と進め方を疑問視する声もあった。
 政府と町は2月10日まで県内外10カ所で懇談会を開催。会場でアンケートを配り、帰町への意向を聞く。3月末の解除方針に対する賛否項目は設けていない。
 終了後、馬場有町長は「『3月解除』への意見は自由記述欄に書いてもらえると思う」と説明。最終的な解除時期は「2月中に決めたい」と話した。


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2017年01月27日金曜日


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