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あすと長町仮設跡地が住宅・商業地に

仮設住宅が解体され、更地となった敷地=仙台市太白区あすと長町3丁目

 東日本大震災の被災者が暮らした仙台市最大のプレハブ仮設住宅「あすと長町仮設住宅」(太白区)の跡地が、住宅地や商業地に生まれ変わる。住みやすい街づくりを進めるため、市は大規模施設に用途を限っていた規制を外し、一戸建て住宅や個人商店などの建設を促す。
 跡地は約2万3700平方メートルで、JR東北線の長町駅と太子堂駅の中間付近にある。東側約3分の2を鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市)、残りを都市再生機構(同)がそれぞれ所有する。2月に借り主の県から返還された後、両機構がデベロッパーなどに売却する見込み。
 跡地を含む周辺地域に関する市の計画は、これまで1区画当たり「2000平方メートル以上」という開発条件を付し、大規模商業施設や大型マンションしか建てられなかった。昨年11月の市都市計画審議会で跡地部分に関する条件を見直し、北側のパチンコ店に面した部分を除き、1区画当たりの開発条件を「165平方メートル以上」に変更した。
 市都市計画課の千葉幸喜課長は「近隣では既に大型の商業施設やマンションが立ち並んでいる。今後は小さな商店や一戸建て住宅、共同住宅の集積が地域に資すると判断した」と説明する。
 あすと長町仮設住宅は市内で最も早い2011年4月に、県が37棟233戸を整備。12年3月のピーク時は220世帯444人が入居していた。16年8月に最後の世帯が退去し、12月に解体が完了した。


2017年01月28日土曜日


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