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福島の魅力五感で 人気の福島大生企画ツアー

昨年2月に開催されたツアーで日本酒を味わう参加者=福島県会津坂下町(「スタ☆ふくプロジェクト」提供)

 福島県内の今を五感で感じてほしい−。福島大の学生でつくる「スタ☆ふくプロジェクト」が県内各地を案内するスタディーツアーが好評だ。東日本大震災後のスタートから既に17回。2月下旬開催の今回は会津地方の日本酒の魅力を味わってもらう企画で、多くの参加を呼び掛けている。
 「会津日本酒ツアー」は2月25、26日の1泊2日で、末廣酒造(会津若松市)と曙酒造(会津坂下町)の酒蔵を訪れる。試飲はもちろん、職人から製造工程や日本酒の選び方などを聞ける。「会津慶山焼」のぐい飲み作りも体験。夜は懇親会で住民らと交流する。
 キャッチフレーズは「飲まないあなたに来てほしい」。日本酒を飲む若者が少ないことを会津の地元住民から聞き、地域と若者を結ぶ懸け橋になろうと企画した。
 広報担当の2年菅野ゆうさん(20)は「どの日本酒から始めていいのか分からない人も、酒造りに懸ける思いや背景を聞き、飲んでみたいと思ってもらえたらうれしい」と話す。
 「スタ☆ふく」は2012年4月、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴う風評被害の払拭(ふっしょく)や、地域活性化を後押ししようと発足した。住民との交流を通して福島に関心を持ってもらうツアーが特徴で、二本松市やいわき市など各地で農漁業体験を企画。これまでの参加者は首都圏や宮城県などから計約400人に上る。
 代表の2年菊地実咲さん(20)は「震災から6年がたとうとする中、まだ自宅に帰れない人は多い。一方で、福島では日本酒造りのように盛り上がってきている産業もある。ツアーで両面を伝えたい」と語る。
 会津日本酒ツアーは参加料2万1600〜2万2300円で、締め切りは2月3日。福島交通観光の電話かホームページから申し込む。連絡先は同社024(531)8950。


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2017年01月28日土曜日


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