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<八木山動物公園>脱走「チャチャ」屋外再開

新たに強化ガラスが設置され、より近くでチャチャを見られるようになった=28日午前10時5分ごろ

 仙台市八木山動物公園は28日、チンパンジーのチャチャが昨年4月に脱走後、中止していたチンパンジー舎の屋外展示を9カ月ぶりに再開した。脱走を防ぐための設備改修工事が終了し、チンパンジーを慣らす作業も順調に進んだ。
 午前9時、職員が屋外展示施設に通じるドアを開放すると、チャチャは勢いよく飛び出し、青空の下を走り回った。約1時間、木登りやクライミングを披露し、来園した子どもたちから歓声が上がった。
 市は昨年10月、脱走対策の改修工事に着手した。屋外展示施設と観覧場を隔てる堀の幅を2〜3割広げるとともに、脱走の一因になったとされる施設内側の「忍び返し」と呼ばれる金属棒を撤去して代わりにアクリル板を設置。両脇には高さ3メートルの強化ガラスを設け、より近くで観覧できる工夫を施した。
 冬季は気温が低いため、当面の屋外展示は午前10時〜11時半。3月中旬以降は時間を延長する。
 チャチャの脱走を現場で目撃したという仙台市青葉区のブリーダー川口宏子さん(58)は「屋内施設は日光が当たらずかわいそうだった。この日を心待ちにしていた」と感激していた。
 大内利勝園長は「脱走の際は多くの人にご迷惑をお掛けした。チャチャが開放的な空間で元気に遊ぶ姿を見てほしい」と話した。


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2017年01月29日日曜日


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