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北上川改修、孫兵衛の功績を未来につなぐ

先人の功績や北上川を生かした街づくりについて語り合ったシンポジウム

 江戸時代に北上川改修に尽力した川村孫兵衛をテーマにしたシンポジウムが28日、宮城県石巻市の石巻専修大であった。パネル討論では、孫兵衛の功績や東日本大震災で被災した流域の将来像について意見を交わした。
 土木学会東北支部と石巻市、東北地方整備局が主催。改修工事着手から400年の節目を記念して開かれ、歴史に興味のある市民ら約300人が出席した。
 東北大大学院工学研究科の後藤光亀准教授(水環境工学)は基調講演で、「戦国時代から江戸時代にかけて水の流れを制御する土木技術が発達した」と強調。「仙台藩の城下町に四ツ谷用水も計画するなど、孫兵衛が関わった水の施設は後世に引き継がれている」と業績をたたえた。
 パネル討論では、後藤准教授や石巻千石船の会の辺見清二会長ら5人が登壇。石巻専修大の庄子真岐准教授(観光学)は孫兵衛の人物像について「事業をやり遂げる情熱がすごい人だったのではないか」と推測した。石巻商工会議所の浅野亨会頭は「旧北上川の中瀬で釣りをできるようにしたり、記念日の花火を打ち上げたりしてはどうか」と地域の活性化策を提案した。


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2017年01月29日日曜日


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