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<E番ノート>聖沢背水の陣 高い目標の訳は?

聖沢諒外野手=2016年6月11日、コボスタ宮城

 「打率4割、100盗塁を」。東北楽天の聖沢外野手が定位置奪還を期して昨年11月の契約更改で掲げた超人的な目標が気になっていた。聞けば「厳しい立場にあるから」。確かに中堅の31歳でけがもないのに、2月のキャンプがベテランのような2軍調整というのは微妙な立場ではある。
 昨季は5月に首位打者争いをするほど好調だったが、規定打席到達目前の時期から出番が減った。オコエや島内の活躍、外国人の途中加入で存在感が薄まっていた。「周囲に関係なく試合に出続けるために圧倒的な数字を残す」と言うのは背水の陣のようなものだ。
 昨秋にフリーエージェント移籍も考えたが、年俸減をのんで残留した。理由は「幼い子供に仙台で伸び伸び育ってほしい」。周りの選手はほとんどマンション暮らしだが、子育て環境を最優先して仙台市内に一軒家を建てたばかりだ。
 1月下旬、自主トレで本拠地に現れた聖沢の体は一回り大きかった。「ひたすら筋力強化した」という背中に一家の大黒柱の自覚もにじんだ。(金野正之)


2017年01月29日日曜日


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