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<楽天>戦力充実 若返り進み競争激しく

 東北楽天が今季の補強をほぼ終え、2月の沖縄・久米島キャンプに入る。フリーエージェント宣言した岸投手、ベテランの細川捕手ら実力ある日本人選手を獲得する一方、ウィーラー、アマダー、ペゲーロの長距離砲をそっくり残留させ、外国人の補強は小規模だ。70人まで置ける支配下選手は現在64人。今後、育成選手14人からの引き上げも視野に入れる。

<岸と細川加入>
 投手は西武から通算103勝の岸が加入し、則本と2本柱を形成する。巨人からはトレードで小山を獲得。安部井寛チーム統括本部長は「先発、救援の双方ができる」と期待する。救援のミコライオは条件面で残留交渉がまとまらず、後釜に前フィリーズのハーマンを獲得した。
 昨年11月に入団テストしたオランダ代表で20歳のデブロックは獲得を見送った。2月の沖縄キャンプでは、DeNAを戦力外となった36歳の右腕久保裕也をテストする。
 新人に即戦力候補の投手が多く、池田、菅原、森原、高梨らに首脳陣は注目する。ドラフト1位の藤平はじっくり育てる方針。
 捕手は西武とソフトバンクで計5度の日本一に輝いた細川を獲得。豊富な知識と経験をチームに還元する役割が期待される。
 内野手は育成新人を除いて獲得ゼロ。支配下選手は13人と昨年の開幕時より4人少ないが「二遊間は三好、西田、茂木らが伸びている」と安部井本部長は若手の底上げを期待する。
 外野手の新加入は新人の田中1人。昨年9本塁打と成長した島内ら、現有戦力に実力者が多く、競争が激しい。
 ベテランの引退が相次ぐ中、ドラフトで新人14人(育成4人含む)を獲得し、チームの若返りが進んだ。支配下選手の平均年齢(その年の満年齢)は、16年の27.8歳から17年は26.7歳と約1歳下がった。

<育成の奮起を>
 支配下登録を6枠余らせており、安部井本部長は「育成選手にチャンスがある」と奮起を促す。台湾出身の宋家豪投手(昨季の登録名はソン・チャーホウ)は育成から引き上げる候補の筆頭で、内野手にも昇格の可能性はある。
 安部井本部長は「若手が存在感を示せ、リーグ優勝も十分狙える選手リストになった。各ポジションで層が厚くなったが、さらに勝つために何をすべきか各選手が考え、チームに化学反応を起こしてほしい」と期待する。(野仲敏勝)


2017年01月29日日曜日


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