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<スケート国体>熊谷(岩手盛岡工高)初V

スピード少年女子500メートル 優勝した熊谷(左)

 スケート国体第3日は29日、長野市エムウエーブなどで行われ、スピード少年の500メートル女子は熊谷萌(岩手・盛岡工高)が優勝した。男子は、全国高校選手権覇者の石川斗来(北海道・白樺学園高)が勝ち、森重航(山形・山形中央高)が2位に入った。

◎逆転でインターハイの雪辱

 最後の直線に入った時点で、トップを滑走していた稲川(北海道・帯広三条高)がまだ先行していた。だが、レース前から「後半勝負」と心に刻んでいた熊谷が、ゴール前で稲川に並んだ瞬間、「頭を前に突き出した」。
 結果は、100分の2秒差で1位。昨年、全国中学大会500メートルを制したばかりの1年生は、直前のインターハイで敗れた稲川に逆転で勝ち、「岩手に貢献できてうれしい」と満面の笑みで喜んだ。
 原動力は、インターハイでの悔しさだけではない。同じ岩手県勢の星野(盛岡農高2年)が前日の500メートル準決勝で敗退し、「(星野)帆乃華さんの分も取り返したい。どうしても負けたくなかった」と話した。生来の負けん気に加え、仲間への思いも力に変えた。
 シングルトラックのレース。決勝では得意のスタートを抑え、「最後のコーナーで加速して抜こう」と冷静だった。稲川が予想以上に速く、最終コーナーを回った時に追い付く想定は覆されたが、外側から驚異的な追い上げを見せた。
 実は緊張しやすいタイプ。「考え過ぎて過呼吸になったこともある」と言う。できるだけ楽しむことを心掛けた大会で、「それができた」と精神的にもたくましさを増した。(加藤伸一)


2017年01月30日月曜日


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