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八木山ぜ〜んぶ分かる地域誌 2年かけ完成

原稿や見出しをチェックする並河館長(左)と広瀬さん
「八木山まち物語」の表紙

 仙台市太白区八木山地区の逸話を集めた地域誌「八木山まち物語」が3月1日に発刊される。八木山、八木山南の両連合町内会が企画し、住民約100人が執筆に参加して2年がかりで完成させた。編集委員の広瀬博さん(76)は「八木山のことなら何でも分かる本に仕上がった」と自負する。

 八木山まち物語は4部構成。大正時代に商家「紅久」の八木家が購入して八木山と呼ばれるようになったことや、詩人島崎藤村との関わりなど、八木山の歴史や自然、文化を多面的に紹介する。
 「八木山曙町」は「『曙』が当用漢字にないので、町名を変えてほしい」との市からの要請で「桜木町」に変更されたエピソードや、八木山本町(ほんちょう)が当初は「もとまち」と読まれていたことも記されている。
 八木山地区にある市八木山動物公園や東北放送、東北工大などからの寄稿も載せた。東北朝鮮初中高級学校は東日本大震災で校舎が全壊し、卒業生らの支援で再建を果たした経緯をつづっている。
 巻末の「八木山お役立ち事典」は約130項目を五十音順に並べた。5代目八木久兵衛が越路山神社として創建した八木山神社、八木山ベニーランドで土日限定で販売されているベニーまんじゅうなどを紹介している。
 東北大名誉教授や郷土史研究家ら、八木山在住の専門家も執筆陣に名を連ねた。表紙の題字は書家で八木山に住む加藤豊仭(ほうじん)宮城教育大名誉教授が揮毫(きごう)した。
 事務局を務める八木山市民センターの並河浩一館長は「学生時代を過ごしたり、かつて住んでいたなど、八木山に思い出のある方々にも読んでもらいたい」と呼び掛ける。
 A4判、146ページで6000部発行。1200円(予約は1000円)。連絡先は八木山市民センター022(228)1190。


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2017年01月31日火曜日


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