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元Jリーガーの温泉卵 岩手名物へキックオフ

繋地区の名物を目指して温泉卵の事業を本格化させる岡田さん

 サッカーJ3盛岡の元選手岡田祐政さん(29)が、盛岡市の温泉地・繋(つなぎ)地区の名物として温泉卵を売り出している。2年間の試験生産を経て、4月に作業所を設けて生産と販売を本格化させる。「お世話になった岩手を盛り上げたい」。卵は昨年8月に台風10号豪雨で被災した岩泉町産を使用する。勝負の道をサッカーボールから卵に変え、新たなフィールドに挑む。
 岡田さんは熊本県出身のディフェンダーで、2013〜15年にJ3盛岡に在籍した。選手時代は繋地区に住み、つなぎ温泉観光協会でフェイスブックやツイッターなど情報発信業務のアルバイトに従事。その際、土産になる名物が必要と感じ、温泉地の定番である温泉卵に着目した。
 15年に試験生産し、「おかちゃんの温泉たまご」と名付けて同観光協会で販売を始めた。こくのある黄身が評判を呼んで地元住民や観光客に徐々に浸透し、盛岡市中心部の飲食店からも引き合いがあった。
 16年に日本フットボールリーグ(JFL)のヴァンラーレ八戸に移籍したが、観光協会職員の協力で温泉卵の生産を続けた。昨季で引退し、岩手に戻って温泉卵のパッケージデザイン制作など本格的な事業化に向けて準備している。
 当面は週500〜600個を生産し、作業所開設後は週1000個以上に増やす予定。同地区のホテルや旅館にも売り込み、将来は週5000〜6000個の生産を目指す。
 卵は岩手県紫波町産を使っていたが、今年1月に昨年の台風10号豪雨で甚大な被害に遭った岩泉町産に切り替えた。事業が軌道に乗れば、東日本大震災の被災地の宿泊施設などに温泉卵を提供し、売り上げの一部を復興支援に役立てることも考えている。
 岡田さんは「サッカーを通して、さまざまな出会いや経験をさせてくれた岩手に恩返しがしたい。温泉卵を繋の名物にして地域活性化につなげるとともに、復興に少しでも貢献したい」と意気込みを語る。
 温泉卵は10個400円(税抜き)。連絡先は岡田さん090(7791)9785。


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2017年01月31日火曜日


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