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津波時の車避難検討 いわき市専門部会初会合

 福島県いわき市は30日、津波時の自動車避難について検討する専門部会を市防災会議に設置し、市役所で初会合を開いた。市内では福島県沖を震源とする昨年11月22日の地震・津波の際に渋滞が発生した。部会では「原則徒歩」を堅持しながら、一部で車避難を認めることを視野に条件などを検討、7月に方針案を決める。
 部会は国や県、県警、市などの関係機関で構成する。初会合で市は、昨年11月の地震で避難場所に向かう道やガソリンスタンド周辺など、市内15カ所程度で渋滞や混雑が起きたと報告。通勤時間帯と重なり、早く逃げたいとの心理や原子力災害への危惧も背景にあったと説明した。
 今後は車避難で生じる課題への対策、避難を認める場合の条件や対象地域、避難方法などを検討。決定した方針案を8月をめどに市防災会議に最終報告する。
 市は防災会議で承認されれば、地域住民と協議し、避難ルートや目標地点の設定など計画作りを進めたい考え。9月に予定する市総合防災訓練で数カ所をモデル地区とし、車での避難訓練も実施する方針だ。
 緑川伸幸危機管理監は「避難は原則徒歩だが、自動車避難に有用性があるのも確か。地域住民と話し合いながらルール作りを進めたい」と話した。


2017年01月31日火曜日


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