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<東北中小景況>5期ぶり改善 製造業けん引

 日本政策金融公庫仙台支店が30日発表した昨年10〜12月期の東北の企業動向調査によると、従業員20人以上の中小企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は前期比9.3ポイント改善のマイナス4だった。改善は5期ぶり。製造業の生産活動が持ち直し、全体をけん引した。
 DIの推移はグラフの通り。中小企業のうち、製造業はマイナス幅が12.2ポイント縮小してマイナス1.3となり、3期ぶりに改善した。輸出向け自動車が好調な輸送機械は20.0ポイント改善。このほか汎用(はんよう)機械やプラスチック製品など15業種のうち12業種で改善した。
 非製造業は7.2ポイント改善のマイナス6.6。2期ぶりにマイナス幅が縮小し、9業種中5業種で改善した。建設は9.7ポイント改善の1.3で、6期(1年半)ぶりにプラスとなった。東日本大震災の復興需要がすぼむ一方、2020年東京五輪に関連する受注が増えた。
 従業員20人未満の小企業のDIはマイナス幅が4.8ポイント拡大しマイナス27.6。3期ぶりの悪化で、飲食店・宿泊業や建設業が振るわなかった。宿泊は暖冬でスキー客が増えず、建設は復興需要の収束が響いた。
 先行き(1〜3月)は中小企業が2.8ポイント悪化のマイナス6.8、小企業が12.3ポイント悪化のマイナス39.9。仙台支店は「仕入れ価格や人件費の上昇で収益が圧迫され、先行きの見方に慎重な企業が増えている」と話した。
 調査は東北の中小企業1039社、小企業835社が対象。回答率は中小54.2%、小企業73.7%。


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2017年01月31日火曜日


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