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<スケート国体>小竹初制覇 最後方から挽回

スピード少年女子1500メートル決勝 最後方から挽回し優勝した小竹(中央)

 スケート国体の第4日は30日、長野市ビッグハットなどで行われ、フィギュア成年女子はショートプログラム(SP)2位の本郷理華(愛知・邦和スポーツランド、仙台市出身)がフリーで119.86点をマークし、合計181.03点で優勝した。SPトップの大庭雅(愛知・中京大)は合計180.65点で2位だった。
 スピード1500メートルの成年男子は渡部知也(岩手・シリウス)が優勝。同女子は阿部友香(群馬・JAつまごい村)が頂点に立ち、阿部真衣(岩手・盛岡ヘアメイク専門学校職)が3位に入った。少年男子は堀川大地(北海道・白樺学園高)、同女子は小竹琉湖(山形・山形中央高)が制した。

◎小竹「実感ない」 少年女子1500m優勝

 昨年3000メートルを制した3年生の小竹が、昨年2位の1500メートルでも頂点に立った。最後方から挽回しての栄冠に「うれしい。でも実感がない」と話した。
 決勝では山形中央高の1年後輩、鈴木と2人で「最初は2、3番手につけて2、3周目でどっちかが前に出る」(鈴木)作戦だったが、共にスタートで遅れた。小竹は「自分はビリ。すごく焦った」と苦笑する。
 しかし、2人は前の選手に食らい付き、残り1周半で仕掛ける。トップの小山(長野東高)に続く位置につけ、ラスト200メートルでスパート。鈴木の後ろで余力を残していた小竹が最終コーナーの出口付近で小山を抜き去り、1回の責任先頭を獲得してゴールした。
 実は補欠メンバーで、予選前日の27日夜、椿監督から出場を告げられた。「出られない人の分も背負って」挑んだ高校最後の国体で集中力を発揮した。
 昨年春に左脚を痛め、練習に復帰したのは秋。「五輪選手の映像を見て、コーナーでの体の傾きや、直線で氷を強く押す点などを参考にした」と周囲との差を縮める工夫を続け、直前のインターハイは団体追い抜きなどで同校女子初の学校対抗制覇に貢献した。
 北海道音更町出身。今春、早大に進学する予定。山形での経験を糧に「世界大会で活躍する選手になりたい」と意気込んだ。158センチ、56キロ。(加藤伸一)


2017年01月31日火曜日


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