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<アウガ>特別清算へ債権17億円放棄

 青森市の複合商業施設「アウガ」を運営する第三セクター「青森駅前再開発ビル」を巡り、市は31日、約17億5000万円の債権を放棄する方針を示した。同社は3月に解散し、4月に特別清算の手続きに入る予定。
 市は同社に約23億8000万円の債権を有する。債権には抵当権が設定されており、市が同社から土地や床の代物弁済を受ける分を勘案して債権放棄額を算出した。さらに市は金融機関(1事業者)に約4億3000万円、地権者には2億3000万円の債権放棄を求める。金融機関は抵当権を設定しているため、市が約1億5000万円を支払う。経費は2017年度当初予算に盛り込む。
 17年度予算にはほかに、地権者から土地と建物を取得する費用約9億6000万円と、アウガの改修や市役所窓口機能の移転の経費計約3億2000万円などを計上。債権放棄に関する議案は、清算手続き開始決定後に市議会に提出する。
 アウガに移転する窓口は18年1月ごろのオープンを想定。建て替え予定の市庁舎は20年1月の使用開始を目指す。
 記者会見した小野寺晃彦市長は「多額の債権放棄となり、市民に負担を掛けて申し訳ない」と謝罪し、「市職員の報酬削減について、労働組合に相談している」と説明した。
 アウガで店を営む地権者の一人は「(同社が支払っていた坪当たり3000円の)賃借料が入らないため、売らざるを得ない。今後も営業を続けたいので、市には丁寧な対応を期待したい」と話した。


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2017年02月01日水曜日


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