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<有効求人>東北1.38倍 過去最高

 厚生労働省などが31日にまとめた東北の昨年12月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.04ポイント上昇の1.38倍で、記録が残る1963年以降で最高となった。宮城、福島両県が全国平均(1.43倍)を超え、青森、秋田も過去最高を更新した。
 各県の有効求人倍率は表の通り。宮城は2カ月ぶりに上昇し、91年5月の1.56倍に次ぐ高水準。公共職業安定所別(原数値)は石巻2.24倍、気仙沼2.24倍、大和2.05倍、築館1.96倍。最低は大河原の0.76倍だった。
 新規求人(同)は15.2%増の1万9025人。水産加工や電気機械の製造業、医療・福祉を中心に伸びた。新規求職者(同)は7.9%減の7024人。宮城労働局は「ハイブリッド車の電池やスマートフォン部品の生産が堅調で、雇用情勢は改善している」と説明した。
 岩手も2カ月ぶりに上昇し、東日本大震災後の最高値を更新した。10安定所全てで1倍を超え、最高は北上の2.34倍。新規求人は6.4%増の1万1300人。新型車の量産体制づくりが進む自動車部品工場や工場新設のあった鶏肉製品会社などの製造業、年末年始に大量募集があったスーパーマーケットなどの卸売業・小売業で増えた。新規求職者は7.3%減の4601人。
 福島は4カ月ぶりの低下。8安定所全てで1倍を超え、最高は相双の2.32倍。新規求人は3.8%減の1万4206人。製造業で広がる正社員化の動きに伴い、需要が低下した派遣会社などサービス業で減少した。新規求職者は1.8%増の6621人。
 青森は4カ月連続の上昇。アパートの新築着工が増えた建設業などで求人が増えた。秋田は2カ月連続で上昇し、秋田市内で今年4月開業予定のスーパーマーケット、技術者の慢性的な人手不足が続く建設業などの求人が目立った。山形は2カ月ぶりに上昇し、92年7月以来、24年5カ月ぶりに1.40倍に達した。


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2017年02月01日水曜日


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