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農業経営強力サポート 東北地銀初の資格取得

「親身に農業経営者のサポートに応じたい」と話す佐々木さん

 農業経営の課題に実践的な助言をする「農業経営上級アドバイザー」の資格を、仙台銀行地元企業応援部企画室の佐々木真吾さん(32)が取得した。東北の地方銀行、第二地銀では農業経営アドバイザーの資格取得が広がっているが、上級試験の合格者は初めて。佐々木さんは「生産者ごとに異なる課題を一緒に考え解決したい」と意気込む。

 アドバイザー制度は生産者の経営全般をサポートしようと日本政策金融公庫が2005年度に創設。07年入行の佐々木さんは、同行が新市場として農業経営者の支援に力を入れ始めた10年にアドバイザーの資格を取得した。
 現在の部署に異動した13年8月以降、支援業務が本格化。支店担当者と情報交換しながらコメ農家や野菜生産者、酪農家を訪ね、経営支援や融資など100件以上に携わった。同行の農業融資は16年3月末に50億円を超え、東日本大震災前の3倍に伸びた。
 支援先に対する信用度を高め、より高度な経営課題の解決に取り組もうと、佐々木さんは上級アドバイザーの試験を受け、16年12月に合格した。「農業を取り巻く環境は日々変化している。幅広い知識を生かし、食を支える生産者を応援したい」と話す。
 アドバイザーは農業経営の支援に関わる金融機関職員や税理士、公認会計士らを対象に試験を実施し、東北の地銀、第二地銀では現在、13行で163人が活躍している。上級アドバイザー制度は11年に新設され、アドバイザーとして3年以上の活動実績が受験の要件。資格取得者は佐々木さんを含め全国に58人いる。


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2017年02月03日金曜日


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