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<原発再稼働>女川18年度後半 東通19年度

高さ29メートルへの防潮堤かさ上げ工事など、大規模な安全対策工事が進む東北電力女川原発。左手前が2号機=2016年11月22日、宮城県女川町、石巻市
東北電力東通原発(下)に隣接する東京電力の原発建設予定地=2015年12月10日、青森県東通村

 東北電力が、2017年4月以降としてきた女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)と東通原発(青森県東通村)の再稼働時期について、延期する方針を固めたことが2日分かった。女川原発は1年半以上延ばし18年度後半、東通原発は2年以上延期し、19年度とする。
 原子力規制委員会による新規制基準の適合性審査が長引いていることが主な理由。関係者によると、既に立地自治体などへの説明をほぼ終え、近く正式発表する。
 女川原発の再稼働を巡り、規制委はこれまで90回近く審査会合を開催。東日本大震災を受けて見直す基準地震動(最大想定の揺れ)を1000ガル(従来は580ガル)にする方向で最終の議論に入っている。
 ただ、前回の審査会合で、震災後に原子炉建屋の耐震壁に多数のひび割れが生じ、地震に対する剛性(抵抗力)が最大70%低下したことが判明。規制委から状況や影響を詳細に示すよう求められており、審査にはさらに一定の期間がかかる見込み。
 東通原発は敷地内外を通る断層について、規制委の有識者調査団が一部を活断層と断定した。これに対し、東北電は「活断層ではない」と主張。裏付け調査をしているため、審査の長期化が予想されている。


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2017年02月03日金曜日


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