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<楽天>藤平 大器の片りん

キャンプでは初めてブルペンでの投球練習を行った藤平

 ドラフト1位の新人右腕の藤平尚真がキャンプで初めてブルペンに入った。ゆったりとした投球モーションから、直球にスライダーとフォークボールを交えて27球。「自分が思っている以上に仕上がっている感覚がある」と落ち着いた口調で話した。
 球が狙い通りにいかず苦笑いを浮かべる場面もあったが、表情には余裕すら感じさせた。梨田昌孝監督ら首脳陣が間近で見守る中でも、「試合になれば監督にずっと見られている状態。特に気にしなかった」。練習後には「楽しく投げられた」と笑顔で感想を語り、大器の片りんをうかがわせた。
 投球内容も高校生離れしていた。直球は力強い球を真ん中と内角へ、変化球は低めにと、コースを意識して投げ分けた。「自分は試合の中では制球の良くない投手。練習では、他の人よりも意識して投げないといけない」と課題を冷静に認識している。
 キャンプでは同じ高卒ドラフト1位の先輩である松井裕樹、安楽智大と行動を共にする機会が多い。宿舎では同部屋の松井裕に私生活の心構えや体のケア、安楽にはトレーニング方法の助言を受けているといい、「充実したいいキャンプになりそう」と手応えを口にする。
 今後は1週間に1、2度ずつブルペンに入り、じっくりと状態を上げていく予定だ。「早く1軍の一流の打者に投げたいが、焦らず今やらないといけないことを考えてやりたい」。梨田監督は「球は勢いがあるし制球も十分。夏以降の即戦力になるんじゃないか」と期待を隠せない様子だった。(浦響子)


2017年02月03日金曜日


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