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<スピード>五輪選手強化へ人工壁新設を要望

 盛岡市は2日、2020年東京五輪の追加種目となったスポーツクライミングのうち、登る速さを競う「スピード」の人工壁を同市の県営運動公園に新設するよう県に要望したことを明らかにした。国内で常設のスピード壁は岐阜県の1カ所だけ。選手強化や五輪の事前合宿誘致に効果が見込めるという。
 谷藤裕明市長が同日の定例記者会見で「東京五輪の選手強化に対応する施設が必要。県と連携して環境を整備したい」と述べた。要望したのは、高さ15メートルの垂直のコンクリート壁2コース。屋外型で費用は約7000万円を見込む。
 県などによると、東京五輪は「スピード」と複数の課題に挑み登り切った壁の数を競う「ボルダリング」、制限時間内に到達した高さを競う「リード」の3種目複合で競う。
 県営運動公園には既にボルダリングとリードの人工壁がある。スピード壁は岐阜県安八町にあるだけで、トップ選手は海外で練習するケースが多いという。
 市はカナダを相手国に、五輪選手と地域住民が交流するホストタウンに登録されている。クライミング競技の事前合宿誘致も進めており、スピード壁ができればアピール材料が増える。
 1月29日にあったボルダリングのジャパンカップで同市松園中2年の伊藤ふたば選手(14)が優勝するなど若手の育成も進む。県教委の菊池透教育次長は「国内外の選手が五輪の練習場に利用でき、スポーツツーリズムの拠点にもなる。前向きに検討したい」と話した。


2017年02月03日金曜日


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