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求む里山ホテル支配人「新しい田舎つくろう」

里山ホテルに改修予定の旧田代小。地域おこし協力隊の沼田さん(右)や住民が新たな仲間を待つ

 里山ホテルの支配人になりませんか−。廃校となった小学校を活用した宿泊施設整備の計画を進める山形県寒河江市は、地域おこし協力隊として、住民らと共に企画運営に取り組む人材を募集している。給与に加え、ブランド米「つや姫」を毎月5キロ支給するなどの特典も用意する。関係者は地域に新風を吹き込む人材の応募を期待している。
 宿泊施設として整備するのは、2013年に閉校した旧田代小の校舎。1980年完成の鉄筋コンクリート3階建てだ。
 市と地域住民が連携し、主に合宿所として最大80人が宿泊できる施設に2017年度に改修し、18年春のオープンを目指す。1億円の改修費用は、市の予算と国の補助金で賄う方向だ。
 旧田代小がある田代地区は、人口約200人の山間地域。市中心部から車で約30分の場所に位置する。
 65歳以上の高齢者人口が49.8%を占めながら地域活動が活発な地区で、14年からは住民有志が旧校舎を活用し、地元食材を使った料理を提供する農家レストラン「たしろ亭」を不定期で開催。16年には地域おこしに取り組むNPO法人「葉山の里たしろ」を有志が設立した。
 今回募集する隊員は、同法人や先輩隊員の沼田卓哉さん(28)=仙台市出身=らと協力し、新たに生まれる宿泊施設の支配人役を務め、「たしろ亭」の企画運営にも加わる。
 任期(最長3年間)の開始時期は要相談。開業までは、施設で実施する体験プログラムの開発や各種備品や機材の買い付けに当たる。
 沼田さんは「外から来た人がこの地域の暮らしを体験して元気になるような、新しい田舎をつくっていきたい。地域の人の話を聞いて、一緒に協力できる人にぜひ来てほしい」と話す。
 応募締め切りは28日。過疎地域自立促進特別措置法などに指定されていない都市部に住み、田代地区に移住できることなどが応募の条件。詳細は移住・交流推進機構のウェブサイト「ニッポン移住交流ナビ」で確認できる。連絡先は市さがえ未来創成課0237(86)2111。


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2017年02月03日金曜日


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