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<出島架橋>整備宮城県に委託へ 迅速化図る

 宮城県女川町の離島・出島(いずしま)と本土を結ぶ出島架橋について、事業主体の町が架橋本体の整備を県に委託し、県が2017年度に詳細設計と建設工事を一括発注することが3日分かった。事業のスピードアップと経費節減を図る。架橋本体の建設費は約55億円と見込まれ、22年度内の開通を図る。県は17年度一般会計当初予算案に関連経費約2000万円を盛り込む見通し。

 出島架橋計画は、町が架橋本体360メートルと接続道路2560メートルの計2920メートルを整備する。総事業費は100億円程度で、国の交付金などを充当する。
 町は東日本大震災の復旧・復興事業の途上のため職員が不足している。経験のない大型事業を進めるにあたって、架橋本体の建設を県に委託することにした。
 県は17年度、施工計画や技術力を重視する入札「総合評価落札方式高度型」で、詳細設計と建設工事を一括発注する。有識者らによる技術検討委員会も設置して落札業者と設計内容を詰め、19年度に着工。22年度完成を目指す。
 出島架橋は、救急医療の不安解消を目指して町が計画。町によると、高速貨客船を使って1時間半かかる出島から石巻赤十字病院までの所要時間が、橋の開通後は56分に短縮される。東北電力女川原発(石巻市、女川町)で事故が起きた際の避難路にもなる。


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2017年02月04日土曜日


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