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<津波訴訟>原告ら12日集会 思い語り合う

フォーラムに向けて話し合うネットワークのメンバーら=1月22日、女川町の町まちなか交流館

 東日本大震災の津波犠牲者を巡る訴訟の宮城県内の原告遺族らが集まり、教訓を考えるフォーラム「震災から学ぶべきもの」が12日、仙台市青葉区の仙台弁護士会館で開かれる。
 石巻市の大川小と私立日和幼稚園(休園中)、女川町の七十七銀行女川支店で家族を亡くした遺族らによる「3.11ネットワーク」が主催する。
 原告遺族らが被災状況や残された家族の歩みを報告し、パネル討論で思いを語り合う。日航ジャンボ機墜落事故(1985年)の遺族らでつくる「8.12連絡会」の美谷島邦子事務局長(70)の講演もある。
 大川小は児童と教職員計84人が犠牲となった。児童23人の19遺族が石巻市、県と仙台高裁で争う。原告遺族は「仕方がなかったで済む命は一つもない。大川小の悲劇を二度と繰り返さないでほしい」と望む。
 日和幼稚園では園児5人が、女川支店では行員ら12人が犠牲となった。再発防止を願い、現地で語り部を続ける遺族がいる。
 ネットワークのメンバーは「組織や企業の災害への備えが十分だったら、多くの命は守ることができた。決して人ごとではない。教訓を後世に語り継ぐため、若い世代も会場に足を運んでほしい」と訴える。
 フォーラムは午後1〜5時。入場無料、申し込み不要。連絡先は七十七銀行女川支店被災者家族会の田村孝行代表090(8928)5483。


2017年02月04日土曜日


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