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<福島第1>1号機溶融燃料 ロボ3月投入

カメラをつり下ろす調査用ロボット=茨城県日立市の日立GEニュークリア・エナジー日立事業所臨海工場

 国際廃炉研究開発機構(IRID)と日立GEニュークリア・エナジーは3日、東京電力福島第1原発1号機の格納容器内部を調査する新開発のロボットを公開した。線量計が付いた水中カメラを備え、格納容器底部に溶け落ちた溶融燃料(燃料デブリ)の広がりを調べる。今年3月ごろの投入を予定する。
 ロボットは長さ70センチ、幅7センチ、高さ9センチ。圧力容器を支える筒状の台座(ペデスタル)の外側に到達後、走行ベルトで足場を移動。内蔵したカメラを足場の隙間から滞留水の中につり下ろす。
 炉心溶融(メルトダウン)した1〜3号機のうち、1号機は核燃料の大半が格納容器底部に溶け落ちたとみられる。圧力容器の真下だけでなく、台座の外側にも溶融燃料が広がっているかを把握し、燃料取り出し方法の決定に役立てる。
 ロボットを開発した日立GEニュークリア・エナジー原子力設計部の岡田聡主任技師は「台座の内側と外側のどちらの取り出しを優先するかの判断材料になれば」と期待した。
 ロボットによる1号機格納容器の内部調査は2015年4月に初めて実施。水中調査はロボット本体を滞留水に投入させる計画だったが、堆積物を巻き上げ視界が悪化する可能性が分かり、カメラを降下させる方法に変更した。
 今年1月末に2号機で行った格納容器の内部調査では、台座内側の足場で溶融燃料の可能性がある堆積物などが見つかった。


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2017年02月04日土曜日


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