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<高校スキー>木村、逆転V複合

ノルディック複合 後半距離で先頭の小林(右)を抜き、逆転優勝した木村

 全国高校スキー第3日は4日、群馬県片品村の尾瀬戸倉などで行われ、ノルディック複合は昨季の冬季ユース五輪代表の木村吉大(秋田・花輪)が制した。前半飛躍(ヒルサイズ=HS83メートル)で3位につけ、トップと22秒差で出た後半距離(10キロ)で逆転した。湯瀬瞬(秋田・花輪)は3位だった。
 アルペン男子大回転は前回2位の久保田拓(長野・中野西)が合計タイム1分55秒14で初優勝した。
 距離はフリーが実施され、男子(10キロ)は羽吹唯人(新潟・十日町総合)が28分25秒5で優勝し、木村賢太郎(秋田北鷹)は5位だった。女子(5キロ)は成田生絵が16分31秒5で勝ち、田原朱莉(ともに秋田・十和田)が2位に入った。

◎得意の距離底力見せる

 ゴールの瞬間、両手を突き上げ雄たけびを上げた。ノルディック複合で初優勝した木村。「ほっとした。日本一はやっぱり気持ちいい」。満面の笑みを浮かべた。
 1位と22秒差でスタートした10キロの距離。前半は力を温存しながらも差を詰め、6キロ付近で先頭の小林(群馬・長野原)に追い付く。「1年生には絶対に負けない」と気合は十分。8キロ手前で仕掛け、トップを奪う。最後は、粘る小林を1.7秒差で振り切った。
 前半のジャンプは78.5メートルで3位。前日のジャンプ男子は67.0メートルで14位だったが、「風に恵まれなかっただけ。内容は悪くなかった」と本職の複合に向け、気持ちを切り替えた。
 前日のジャンプを制した宮崎(花輪)、複合で3位に入った湯瀬と共に全日本連盟の強化指定を受ける。「(2人は)自分を高めてくれる存在。いい刺激になる」。秋田勢3人が競い合う中でレベルアップした。
 5人兄弟の4番目。兄の大志は2012年国体の複合少年男子で準優勝。弟の幸大(秋田・花輪二中3年)は今季のジュニア世界選手権の日本代表に選ばれた。「弟はぐんぐん伸びている。一緒に世界を転戦したい」。174センチ、63キロ。鹿角市出身。(佐藤理史)

<湯瀬瞬(ノルディック複合で3位)>
「1番を狙っていたので悔しい。1位と48秒差の5位でスタートしたが、逆転する自信はあった。後半勝負と思っていたが、前半にスピードを抑え過ぎた」

<十和田勢がワンツーフィニッシュ>
 距離の女子5キロフリーで成田、田原の3年生コンビがワンツーフィニッシュを決めた。掲示板で順位を確認し「やったー」と歓声を上げ抱き合った。
 標高約1390メートルの高地を出発する標高差91メートルのコース。十和田の加賀監督は「技術より心肺能力がものをいう」とみていた。2人とも「思うように体が動かなかった」と振り返ったが、夏場の走り込みなどの成果はタイムに表れた。
 成田は下馬評通りの力を発揮。一昨年は2位、昨年は3位だっただけに、今回は「優勝しなきゃいけない」と意気込んでいた。あと一歩で頂点を逃してきた悔しさが、きつい練習に耐える原動力になったという。
 田原は全国大会初の入賞で、期待を上回る健闘ぶり。大会前に成田と「一緒に入賞しよう」と約束した。「母親の声援が聞こえ、苦しい上り坂で粘れた。この日のために頑張ってきて良かった」と笑顔を見せた。
 木村賢太郎(距離男子10キロフリーで5位)「順位のことは考えていなかった。びっくりしている。終盤もペースを落とさずにいけた。調子に乗らず、リラックスして、今後もレースに臨みたい」


2017年02月05日日曜日


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