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<アンバサン>黒いほっぺ笑って願掛け

顔にすすを塗って無病息災などを祈願した

 宮城県石巻市長面地区で300年以上続く伝統の奇祭「アンバサン」が5日、同地区の北野神社末社・大杉神社で行われた。東日本大震災で被災後、長面地区を離れて暮らす氏子ら約60人が駆け付けて大漁や五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。
 神事を執り行った後、高橋範英宮司が玉串を奉納した参加者の顔に大根に塗ったすすを擦り付けた。黒くなった顔を見ては笑い声が漏れ、最後は全員で「安波(あんば)大杉大明神、悪魔を払うてヨーヤナ」などと唱えて願掛けをした。
 初めて参加した主婦松川順子さん(35)=同市鹿又=は「すすを付けられると楽しかった」と話し、長女美咲(みお)ちゃん(6)は黒くなったほっぺたを鏡で見て笑っていた。
 長面地区は震災で甚大な津波被害を受け、人が住めない災害危険区域に指定されている。


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2017年02月06日月曜日


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