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高齢化社会での寺院の役割探る

高齢社会における宗教の役割について議論したワークショップ

 少子高齢化が進む現代社会で寺院や宗教が果たす役割を考えるワークショップが2日、秋田県五城目町の町地域活性化支援センターであった。産学官連携で高齢社会の在り方を研究する団体「アキタ・エイジ・ラボ」が主催し、僧侶や市民ら約30人が参加した。
 持続可能な農山村の地域像を探る東京大大学院の工藤尚悟特任研究員が高齢社会の現状を説明したほか、地域活動に寺を開放する大阪市の僧侶秋田光彦さん(61)が事例を紹介した。
 秋田さんは「東日本大震災以降、臨床宗教師の活動などにより宗教の公益性が見直された」と指摘。1人暮らしの高齢者が遺言などを第三者に委託する「生前契約」で、寺院が高齢者と契約手続きを代行するNPOの仲介役を果たした例を挙げ、「寺院は、高齢者が死とどう向き合うかを考える場としての役割を担うことができる」と述べた。
 参加者が高齢社会における寺院の役割を考えるワークショップもあり、「生涯学習の場にする」「孤独な高齢者が集う食堂にする」などの意見が出た。


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2017年02月06日月曜日


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