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<高校スキー>秋田勢席巻 成田堂々2冠

距離女子5キロクラシカル フリーと合わせて2冠を達成した成田

 全国高校スキー第4日は5日、群馬県片品村の尾瀬ほたか高原スポーツパーク・クロスカントリーコースなどで行われ、距離クラシカルの女子(5キロ)は3年の成田生絵(秋田・十和田)が16分48秒7で制し、4日のフリーと合わせて2冠を果たした。田原朱莉(秋田・十和田)が2位、平川歩未(秋田北鷹)が3位と秋田勢が表彰台を独占した。
 男子(10キロ)は2年の土濃塚悠成(秋田北鷹)が29分49秒3で初優勝した。
 アルペン女子回転は前回2位の田村みのり(神奈川・日大高)が合計タイム1分54秒53で勝った。

◎距離女子5キロクラシカル 各校情報共有活躍支える

 秋田勢が距離の女子5キロクラシカルを席巻した。表彰台を独占し、4校から6人が入賞。成田はフリーとの2冠に輝き「前日の優勝で余裕ができた。気持ち良く滑れた」と自信に満ちた表情を見せた。
 成田は3キロすぎ、荒れたコースに足を取られて転倒した。「焦った。何でもない場所だったので、びっくりした」。20秒ほどロスしたと感じたが、結果は2位と31.1秒の大差。ただ一人、16分台をマークする異次元の速さだった。
 秋田の活躍を支えるのが「総合力」だ。十和田の加賀監督によると、県大会で競い合う各校が全国大会では協力し、ワックス選択やコースの特徴に関する情報を出し合う。フリーに続いて2位に入った田原は「グリップが利き、きつい坂もぐいぐい上れた」とワックスマンに感謝する。
 この体制は15年ほど前に始まり、昨年は秋田北鷹が秋田勢として19年ぶりとなるリレー制覇を果たすなど、結果に結び付いている。
 3位の平川歩、5位の田中(秋田・花輪)はいずれも1年。平川歩は「表彰台にはびっくり。目標にしていた2人(成田、田原)にちょっとは近づけたかな」とはにかむ。有望な選手が毎年のように登場するのも秋田の強さと言える。(佐藤理史)

<最後まで緩めずにいけた>距離の男子10キロクラシカルで土濃塚が初の頂点に立った。優勝候補に挙がりながら、フリーは9位に沈んだだけに「きのうの悔しさが、きょうにつながった」と喜びをかみしめた。
 30秒前にスタートしたユース五輪代表の笠原(長野・中野立志館)に照準を合わせた。7キロ地点で「勝っている」との情報を得たが「最後まで緩めずにいけた」。笠原より15.7秒速いタイムでフィニッシュした。
 昨年は8位。1年間、ウエートトレーニングを重ね、体重は3キロ増えた。「腕力が付き、推進力が上がった」。急な坂も、両足をそろえ、左右同時にポールを突く推進滑走で一気に駆け上がった。
 小学4年で競技を始め、今季、全日本連盟の強化指定を受けた。「中学時代は嫌だったけど、今は好き。世界で戦える選手になりたい」と夢を描く。


2017年02月06日月曜日


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