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<長田弘>福島県立図書館に「文庫」オープン

文庫内を見学する参加者

 詩集「深呼吸の必要」などで知られる福島市出身の詩人長田弘さん(1939〜2015年)の全蔵書を集めた「長田弘文庫」が5日、同市の福島県立図書館に開設された。普段は立ち入りできない文庫の見学会が行われ、参加者は独自の世界観を持つ長田作品の背景に触れた。
 文庫は、長田さんの都内の自宅にあった詩集や歴史書、哲学書などのほか、雑誌、パンフレットなど約8500点を収める。伊達市の農業池田彰さん(65)は「蔵書に触れ、長田さんの脳の中を探検しているようだった」と話した。
 朗読会や元担当編集者らによる対談も行われ、みすず書房の尾方邦雄さん(64)は「長田さんは本で得た知識を自分の目で確かめ、また本を読んで理解する作業で独自の世界観をつくっていた」と蔵書の持つ意義を強調した。
 長田さんは福島高卒業後、早稲田大に進学。エッセーや児童文学などでも幅広く活躍した。蔵書は図書館地下の書庫で保存し、一部を館内に展示する。


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2017年02月06日月曜日


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