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<飲酒運転市議辞職>公表遅れ市民疑問視

 遠野市議会の男性議員(62)=共産=が昨年12月に飲酒運転で物損事故を起こし、1月末に辞職した問題で、市議会の全員協議会が6日あり、元議員が出席して謝罪した。市議会は同日になって初めて辞職の事実と問題の経緯を公表する形となり、対応の遅さに市民から疑問の声が上がっている。
 元議員は昨年12月26日の昼間に飲酒運転をし、物損事故を起こした。警察には飲酒の事実を伏せて届け出た。1月31日に辞職願を新田勝見市議会議長に提出し、許可された。
 市議会は当初、議長ら一部議員と事務局職員が情報を共有。記者会見や報道発表を検討したが、自由に傍聴できる全員協議会を6日に開くことが決まり、立ち消えとなった。
 元議員は前回市議選で、当選者18人中6番目の1012票を獲得した。市内の団体職員の男性(36)は「投票した多くの有権者のことを考えれば、元議員による記者会見を含め、問題をすぐに公表するのが当然だ」と疑問視する。
 釜石市議会では昨年4月、酒気帯び運転の疑いで任意の取り調べを受けた男性議員が辞職する際、議長同席の記者会見をしており、対応の差は明らかだ。
 遠野市議会の新田議長は「前例のない出来事で、全員協議会で本人に説明させることしか頭になかった」と釈明。村上猛議会事務局長は「重大事案であり、すぐに公表しなかったのは今の時代にそぐわない対応だった。認識不足だった」と謝罪した。


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2017年02月07日火曜日


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