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<原発避難>学びの思い出 エバーグリーン

双葉高の卒業式用に緑のダルマを作る加藤さん(左)と中野さん=6日、いわき市

 東京電力福島第1原発事故で、福島県双葉町から同県いわき市に避難した女性2人が6日、3月末で休校する双葉高の卒業式(3月1日)を前に、スクールカラーの緑の「双葉ダルマ」を仕上げた。式の会場に飾られるほか、卒業生11人らに記念品として贈られる。
 双葉ダルマは地元農協の女性部が作る。今年1月の「ダルマ市」で新たに緑を加えたところ、双葉高PTAから「卒業式用に」と注文が入った。いわき市に避難する加藤良子さん(72)と中野美千子さん(66)が1月下旬に絵付けを始め、高さ35センチを2個、14センチを35個完成させた。
 双葉高によると、35センチの一つは卒業式の受付場所に置き、一つは事故後に支援を受けた山村国際高(埼玉県坂戸市)に贈る。ダルマには将来の再開を願い、「復活 双高」と記された。
 加藤さんは「孫娘が原発事故の年に双葉高に合格したが、避難したため県外の高校に入った。孫は通えなかったけれど、最後にダルマを生徒に渡せるのはうれしい」と話した。


2017年02月07日火曜日


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