青森のニュース

<八甲田山>雪中行軍伝統かみしめる

雪が吹き付ける中、隊員がスキー板を装着し、行進した

 陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊(青森市)は7日、青森市の八甲田山系でスキー演習を行った。寒冷地での能力向上と、死者199人を出した1902年の旧陸軍青森歩兵第5連隊による八甲田山雪中行軍の慰霊を目的に、毎年実施している。
 スキーを履いた隊員610人は食料など約20キロの荷物を背負い、宿営道具などを積んだ約80キロのそりを引きながら、当時の雪中行軍の道のりを含む往復15キロを行進した。仮死状態で救出された後藤房之助伍長の銅像がある折り返し地点では、代表者らが銅像に敬礼した。
 同隊によると、演習場所の午前8時の気温は氷点下3.0度だが、体感温度は同15.4度。雪が吹き付ける時間帯もあった。近年では恵まれた条件といい、約5時間で踏破した。初めて参加した同隊の一町田(いっちょうだ)貴喜1等陸士(19)は「上り坂がきつかった。雪中行軍の伝統をかみしめながら、演習をやりきれた」と話した。


関連ページ: 青森 社会

2017年02月08日水曜日


先頭に戻る