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地震や津波への備え 漫画で分かりやすく

 宮城県教委は新年度、地震や津波から身を守る方法などをまとめた防災学習本を作成し、県内と全国の公立小学校や図書館に配布する。災害時の避難や事前の備えなどを漫画などで紹介。東日本大震災の教訓を全国に広め、防災教育の向上を支援するのが狙いだ。
 学習本は県内の教員向けに編集された防災教育の副読本をベースに、漫画や写真などを使って分かりやすく編集。作成費3000万円を2017年度一般会計当初予算案に計上する。
 約130ページを想定し、津波発生時の避難や支援活動の経験、日頃の備えなどに加え、避難所生活の留意点や災害後のストレス対応法なども盛り込む方針。県内に約3500冊、全国に約2万5000冊を配り、授業などでの活用を促す。
 震災時に乳幼児だった子どもが小学校の入学時期に差し掛かり、教育現場では風化する記憶の伝承や防災知識の普及などが課題となっている。県教委は漫画を取り入れた学習本を通じて児童の理解を促し、主体的な学びを後押しする。
 県スポーツ健康課は「自然災害は全国どこでも起こり得る。漫画なら難しいテーマも理解しやすく、将来を担う世代に防災教育への関心を高めてもらうきっかけにしたい」と話す。


2017年02月09日木曜日


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