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<官製談合>町長候補と持ち上げられ断れず

業者の依頼で入札がやり直された町発注の排水路復旧工事現場=2016年12月26日、宮城県亘理町荒浜

 宮城県亘理町が発注した東日本大震災の復旧工事を巡り、確定した入札を不正にやり直したとして、官製談合防止法違反の罪などに問われた同町の元企画財政課長吉田充彦(56)=休職中、宮城県亘理町逢隈高屋=、阿部春建設営業部長の百々昌之(61)=岩沼市吹上1丁目=両被告の公判が8日、仙台地裁で開かれた。
 検察側は吉田被告の供述調書を読み上げ、「企画財政課長は町長の右腕で、次期町長候補と持ち上げられていた。将来、町長候補になった場合を考え、業者の接触をむげに断れなかった」と動機に言及した。
 弁護側は、吉田被告が再入札を認めた動機について「震災復旧工事が遅れることを心配したためだ」と改めて主張した。
 起訴状によると、吉田、百々両被告は2015年11月13日に町が実施した同町荒浜地区の排水路復旧工事の条件付き一般競争入札で、同罪などで起訴された八木工務店社長の八木昌征被告(65)=亘理町長瀞(ながとろ)=と渡辺工務店社長の渡辺勝利被告(54)=同=と共謀し、確定した入札をやり直し、八木被告のJVに落札させたとされる。
 同工事は阿部春建設のJVがいったん落札したが、八木被告が率いるJVが2回目の入札で約500万円高い2億4000万円で落札した。落札率は97.2%だった。


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2017年02月09日木曜日


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