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<栗原女性遺体>元交際相手 死体遺棄認める

佐藤亮被告

 宮城県栗原市栗駒文字の杉林で2015年9月、仙台市出身の白鳥真由さん=当時(16)、住居、職業不詳=の白骨化した遺体が見つかった事件で、傷害致死と死体遺棄の罪に問われた元交際相手の無職佐藤亮被告(31)=住居不定=の裁判員裁判初公判が8日、仙台地裁で開かれた。被告は「死体遺棄は間違いないが、暴力を振るい死亡させた事実はない」と起訴内容を一部否認した。判決は3月10日の予定。
 検察側は冒頭陳述で、被告が以前から白鳥さんに暴行を繰り返していたと指摘。遺体の肋骨(ろっこつ)や鼻骨が折れていた原因について「暴行を加えられるのは、死亡直前まで白鳥さんと一緒にいた被告だけ。白鳥さんの言動に立腹しており、動機もある」と主張した。
 弁護側は、死体遺棄について「被告は息子と面会予定があり、疑われると会えなくなると思った」と説明。暴行の事実を否定した上で、「被害者と生活態度を巡って口論になり、しがみつかれ、両肩を倒れない程度に押して外出した。帰宅すると泡を吹いて倒れていた」と事故死や病死の可能性に言及した。
 佐藤被告と白鳥さんは14年8月下旬、出会い系サイトで知り合い、間もなく同居。宮城、東京、埼玉と住居を転々とした。白鳥さんはツイッターに被告からドメスティックバイオレンス(DV)を受けたことを複数回、書き込んでいた。
 同11月には「同居相手が怖い」と当時、住んでいた埼玉県の警察に相談し、警察が被告を厳重注意するとともに、白鳥さんは一時、児童相談所に保護された。
 起訴状によると、被告は14年12月11日ごろ、東京都杉並区の自宅アパートで白鳥さんに殴る蹴るの暴行を加えて死亡させ、15年3月15日ごろ、空き家になっていた栗原市の実家裏の杉林に遺棄したとされる。


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2017年02月09日木曜日


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