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<国立がん研>鶴岡の研究拠点 4月始動

 国の地方創生の一環として昨年春に山形県鶴岡市への研究連携拠点の設置が決まった国立がん研究センター(東京)は、山形県や鶴岡市の慶応大先端生命科学研究所など5機関でつくる「がんメタボローム研究連携協議会」を設立し、同市で8日、初会合を開いた。事務局の庄内産業振興センターが市先端研究産業支援センター内に4月上旬にも拠点となる研究室を開所する。
 既にがん研究センターの研究者2人が産業支援センター内に着任。今後、施設の一部を研究室と動物飼育実験室に改装し、4月上旬にも計12人体制で本格的な実験・研究を始める。
 がん研究センターは、分子レベルで代謝物を調べるメタボローム解析技術を有する慶大先端研と連携し、がんに特有の代謝メカニズムの解析を進め、がん治療薬の開発やがん診断の判断指標となるバイオマーカーの特定につなげる。県と鶴岡市は補助や助言を行う。
 2020年度までのプロジェクト全体の事業費は12億円。国と地元の県・市が半額ずつ負担する。
 連携拠点の開設で、ベンチャー企業の設立や製薬企業の誘致、県内企業との協業による医療機器の開発・製造が期待される。
 初会合で、会長の大沢賢史県商工労働観光部長は「医療関連分野の産業集積につながるよう支援したい」とあいさつ。国立がん研究センターの落合淳志副所長は「世界で最も進んだがんメタボロームの研究拠点になり得る」と述べた。


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2017年02月09日木曜日


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