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<北海道新幹線>青森2次交通バス赤字40%増

 北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅(青森県今別町)と津軽鉄道の津軽中里駅(同県中泊町)を結ぶ2次交通として運行されている路線バスの利用者が、1便当たり平均0.89人にとどまっていることが9日、明らかになった。年間の赤字額は、当初見込みより約40%増える見通し。
 五所川原市、青森県中泊町、今別町などでつくる運行協議会で同日、報告された利用状況はグラフの通り。
 路線バスは1日4往復・8便が運行されている。北海道新幹線が開業した昨年3月26日の運行開始からの延べ利用者は1月末現在2207人で、1日平均は約7人。当初想定した数値の約22%と伸び悩んだ。
 昨年3月26日〜今年3月25日の1年間で、赤字額は約3040万円(当初見込み1850万円)となる見通し。赤字は半額を青森県が、残りを五所川原、中泊、今別3市町で等分して負担する。
 2次交通バスの事業期間は本年度からの5カ年で、初年度は実証期間として協議会が弘南バス(弘前市)に運行を委託。奥津軽いまべつ駅−津軽中里駅間を約1時間10分、運賃1200円(片道)で結ぶ。
 協議会は、地元住民や観光客らへの周知不足が利用低迷の主な要因と分析。新年度以降の利用促進に向け、運行地域や北海道南地区などを重点にPRを強化する方針を確認した。
 会合後の取材に、協議会長の阿部義治今別町長は「想定した利用数に届かなかったが、今後は実績を伸ばせると確信した」と手応えを強調。「バスの存在が知られていない現状を打開し、まず1便平均1〜1.5人に伸ばす。(事業期間の)5年間で赤字をなくしたい」と話した。


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2017年02月10日金曜日


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