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大雪孤立の集落救え 台風被害の岩泉で訓練

スノーモービルでそりをけん引し、けが人を救助する雪上機動部隊員ら

 昨年の台風10号豪雨で甚大な被害に遭い、除雪の困難な仮復旧道路が多く残る岩手県岩泉町で9日、積雪で孤立した集落のけが人をスノーモービルで救助する訓練があった。県警雪上機動部隊、岩泉署、岩泉消防署などの計37人が参加し、初めて繰り広げた。
 訓練会場は国道455号早坂トンネル近くの旧道で、救急車が入れる場所から約500メートル先の孤立集落でけが人が出たとの想定で進められた。雪上機動部隊のスノーモービル2台に消防の救急救命士が同乗して救助に出動。スノーモービルがけん引するそりに、けが人を乗せて救急車まで搬送した。
 雪上機動部隊は滝沢市の県警機動隊に所属。これまでは山岳救助が主な任務だったが、今冬からは大雪で集落孤立など被害が予想される場合、現場近くの警察署で待機する。
 雪上機動部隊の佐々木秀行隊長は「現場で救急救命士の判断が必要になることもある。連携を確認できて良かった」と語った。岩泉消防署の佐々木重光署長は「スノーモービルとの連携で迅速に活動できる。もしものとき、救助を待つ住民にとって安心材料になる」と話した。


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2017年02月10日金曜日


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