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<仙山カレッジ>民営化 連携の推進力に

民営化された仙台空港の課題や展望などを話し合った仙山カレッジ

 宮城、山形両県にまたがる仙山圏をモデルに広域連携の在り方を探る仙山カレッジ(河北新報社主催)の第34回フォーラムが9日、仙台市青葉区の河北新報社本館ホールであった。「民営化後の仙台空港」をテーマに意見を交わし、約160人が聴講した。
 仙台国際空港取締役営業推進部長の岡崎克彦氏は基調講演で、昨年7月の完全民営化以降、旅客数が前年を上回っている状況を説明。「空港の活性化を今後、どう地域の活性化につなげるかが重要」と強調した。
 パネル討論では、近畿日本ツーリスト東北社長の野崎佳政氏が、東北の若者のパスポート取得率が低い点を指摘。「高校生全員がパスポートを持てば空港利用者も増える。行政の支援をお願いしたい」と提案した。
 フィデア総合研究所(山形市)上席理事の熊本均氏は、仙台空港アクセス線の利便性向上を課題に挙げ「広域圏でJR東北線と相互乗り入れし、仙台空港からの2次交通を充実させてほしい」と要望した。
 カレッジ座長で宮城学院女子大現代ビジネス学部長の宮原育子氏は「インバウンド(外国人観光客)も大切だが、海外に出掛ける東北の人たちを増やす必要もある。仙台空港と鉄道、バスを有機的に結び付け、東北の血流を良くしていくべきだ」と総括した。
 基調講演とパネル討論を予定していた仙台国際空港社長の岩井卓也氏は、都合により急きょ欠席した。


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2017年02月10日金曜日


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