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<B1仙台>速攻を食い止め リバウンド勝負

 バスケットボール男子、B1仙台が、36試合(全60試合)を終え、現在5連敗中で、9勝27敗の東地区6位に沈んでいる。中、西の両地区を含む全18チーム中では16位。全体下位4チームによる残留プレーオフ出場が現実味を帯びる中、17日からホームで滋賀との連戦に臨む。(佐藤夏樹)

◎戦術/攻守でもっと強度を

 1月19日、仙台市のHALEOドームで実戦練習があった。攻撃のミスの後、選手の戻りが遅く、速攻から得点を許した。主将の志村が選手全員を集めた。「ターンオーバーで戻らず、シュートを決められる。本番で何度もあった。何のために練習しているか分からない」。険しい表情と口調から、危機感がにじむ。
 仙台は速攻を受けて流れを失うことが多い。脚力のないネパウエの戻りが遅れ、数的不利に陥りやすい。ファウルで速攻を止めるしたたかさも足りない。
 速攻を受ける要因は攻撃にもある。パスが回らず、ドリブルからの強引なジャンプシュートが悪いパターン。遠くからのシュートは大きくはねやすく、相手の速攻につながる。味方がドリブルすると、シューターはパスに備えるため、コーナー(エンドライン近くの3点シュートライン外側)に移動する。敵陣奥に位置する分、戻りが遅くなる。
 8日からの実戦練習では、レイアップまで持ち込めない安易なドリブルを禁止し、速攻を受けたらファウルしても確実に止めることを徹底。中を起点にパスを回して攻め、シュートを外しても、素早く自陣に戻り守りから仕切り直そうとしていた。
 要所でリバウンドを奪われる場面も目立つ。前半戦(29試合)、相手を1試合平均3.2本下回ったリバウンド獲得数は、後半戦(7試合)は6.6本に差が広がっている。日本国籍取得選手で206センチの坂本が、昨年末に負傷離脱したのが響いている。
 仙台の日本人選手の身長は平均約179センチとリーグでは最も低いチームの一つ。「小さい選手は(敵とゴールの間に体を入れる)ボックスアウトだけでは勝てない。それよりも反応の速さで勝負するしかない」(間橋監督)
 その一方でハーフコートの守備は機能してきている。前半戦は1試合平均80.6だった失点が、後半は77.9まで少なくなっている。後半戦、相手に許したフィールドゴール成功率は41.7%で、優勝候補の栃木(前後半通しリーグ最小の41.5%)に匹敵する。日本人のプレッシャーの掛け方が激しくなり、相手ガードに対する守備戦術の変更も奏功している。
 守備で自信を取り戻しつつあるだけに、相手の速攻を止め、リバウンドに競り勝ち勝機を見いだしたい。間橋監督は「攻守でもっと強度を上げ、相手がどこでも全力で戦うしかない」と厳しい表情で話した。


2017年02月11日土曜日


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