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<認知症>特養ホームに介護ロボ 改善期待

テレノイドと記念撮影に臨む(左から)村井知事、佐々木施設長、石黒教授

 認知症の改善効果が期待される遠隔操作型アンドロイド「テレノイド」を宮城県名取市の特別養護老人ホーム「うらやす」が全国で初めて導入し、記念式典が11日、現地であった。赤ん坊ほどの大きさのテレノイドが施設の高齢者や職員にお披露目された。
 人材不足が深刻な介護分野でのロボット介護機器の導入を目指す県が、開発企業と施設を仲介した事例の第1号。テレノイドは1体100万円で、オペレーターが遠隔操作して利用者と対話する。表情や体つきがシンプルなため高齢者が孫や子どもといった親しい人を投影しやすく、情緒安定効果があると言われる。
 式典でテレノイド開発者の大阪大基礎工学研究科の石黒浩教授が「日本の介護現場は物理的なサービスで精いっぱいで、対話のサービスまで手が回らない。ロボットが施設の質向上につながるといい」と述べた。
 3体の導入を予定する、うらやすの佐々木恵子施設長は「テレノイドを抱いたお年寄りは心躍るように生き生きとしている。そこから職員が学ぶことはたくさんある」とあいさつ。村井嘉浩知事は「宮城から新しい介護のモデルを全国に発信したい」と語った。


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2017年02月12日日曜日


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