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<広瀬川の白鳥>ビル群背に癒やしの姿

広瀬川の浅瀬で餌をついばむハクチョウ

 2017年の干支(えと)は酉(とり)。16年の流行語「神(かみ)ってる」をもじり、「酉ってる」と思えるものが仙台圏にも結構ありそうだ。鳥の目になって探してみた。

◎仙台 酉ってる

 仙台市若林区河原町の広瀬川河畔で1月17日、15羽のハクチョウが水面(みなも)に頭を突っ込み、水草の根や藻をついばんでいた。
 「来ないな、と思っていたら今シーズンは昨年12月初めごろにようやく来た。暖冬の影響かもしれない」
 広瀬川の環境保全に取り組むNPO法人「広瀬川の清流を守る会」代表理事の日下均さん(66)が話す。
 広瀬川の広瀬橋周辺でハクチョウの姿を見掛けるようになったのは7、8年前。例年10月末に十数羽〜数十羽が飛来し、宮沢橋と広瀬橋の間で越冬している。
 初めて見に来たという太白区の会社員寒河江良太さん(27)は「ビル群の中に自然が感じられるのがいい。のんびりとした姿に癒やされる」と話す。
 宮城県栗原市の伊豆沼・内沼環境保全財団によると、ハクチョウは毎年同じ場所で越冬する習性があり、広瀬川にも同じ個体が飛来している可能性が高いという。
 安易な餌付けは生態系を壊しかねないのでNG。宮城県内でも高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたこともあり、県自然保護課は「餌付けはしないで」と呼び掛けている。
 繁殖と子育てのため、2月下旬、ハクチョウの北帰行が始まる。

<ハクチョウ>宮城県によると、1月12日現在、県内で確認されたハクチョウ類は約1万5000羽。約3700キロ北のロシア東部の湿地から数十〜数百羽の群れで飛来する。冬を越し、2月下旬〜3月上旬、北帰行が本格化する。


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2017年01月31日火曜日


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