宮城のニュース

<鳥人間コンテスト>最長不倒の更新に挑む

プロペラ製作に励むプロペラ班の部員
昨年7月、角田市の角田滑空場で行った試験飛行(ウインドノーツ提供)

 2017年の干支(えと)は酉(とり)。16年の流行語「神(かみ)ってる」をもじり、「酉ってる」と思えるものが仙台圏にも結構ありそうだ。鳥の目になって探してみた。

◎仙台 酉ってる

 仙台市青葉区の東北大川内キャンパス内にある小さな作業場で、人力飛行部「ウインドノーツ」の部員たちが機体作りに没頭していた。
 毎年7月、滋賀県の琵琶湖で開かれる「鳥人間コンテスト」の強豪として知られる。ペダルをこいでプロペラを回し、飛行距離を競う人力プロペラ機ディスタンス部門で2006年に初優勝し、計5回栄冠を手にした。
 昨年は惜しくも準優勝。大会1カ月後に製作に着手した新しい機体「隼(しゅん)」で雪辱を期す。同部門のコースは往復40キロ。代表で工学部2年の西村文花(あやか)さん(20)は「小惑星探査機『はやぶさ』のように帰還してほしい」と名前の由来を語る。
 機体に必要な強度と軽さは相いれないトレードオフの関係にあり、一方を追求すればもう一方が犠牲になる。骨組みに手作りの炭素繊維強化プラスチックを用いることで両立を図った。
 隼を操縦する工学部2年の多田隼都(はやと)さん(20)は製作の傍ら、大会を見据えて油物やアルコールを絶ち、専用の器具でトレーニングを積んでいる。
 「大会史上初の40キロ飛行を実現するパイロットになりたい」と多田さん。大会最多タイとなる6回目の部門優勝と、部が08年大会で記録した最長不倒36キロの更新に挑む。

<東北大人力飛行部ウインドノーツ>1993年、鳥人間コンテスト出場を目指し創部。機体は(1)翼(2)プロペラ(3)駆動(4)コックピット(5)フェアリング(風防)(6)操舵(そうだ)(7)電装−の7班に分かれて製作する。部員は現在、1、2年生の計34人で、新入部員と共に大会に挑む。


関連ページ: 宮城 社会

2017年02月09日木曜日


先頭に戻る