宮城のニュース

<エコラの日々>買い物の足は?

絵・木下亜梨沙

 運転歴14年。運動神経の鈍い私が運転をすることになるとは、20代の頃は夢にも思いませんでした。その私が40代で義父の入院施設に通うため、一大奮起して免許を取得したのです。その後も実家の父の介護、愛犬の通院などと日々の暮らしに役立っています。
 自分で運転するようになってから、買い物の仕方が変わりました。それまでは週末に夫の運転で遠方の大型ショッピングセンターまで足を延ばし、食材の補充には私が近くの店舗へ徒歩で行っていました。
 それが自分で運転できるのですから、私の都合の良い時に好きなだけ(お財布次第で)買い物に行けるのです。毎日チラシをチェックしては、あっちこっちのスーパーをはしごしていました。
 しかし、ふと気付きました。買い物のためとはいえ、車を利用すればするほど二酸化炭素を排出していたのです。温暖化防止に逆行していたのでした。
 そこで、共同購入を利用することにしました。共同購入は配達ルートが決まっているので、そのルートの中にわが家の分を組み込んでもらえれば、余計な燃料が消費されることもなく、二酸化炭素の排出も抑制できます。私の運転分が浮くことになります。
 さらに「車より自転車を」と勧めてくれる人もいました。確かに自転車は二酸化炭素とは無縁の上、健康的にも良さそうです。自転車でさっそうと走る姿は、私の憧れです。
 しかし、自宅付近は坂道で、運動神経が鈍い上に握力脚力が乏しい私には、変速ギア付きの自転車を乗りこなせなかった過去がありました。
 そのようなわけで、食材の補充分は一番近い、徒歩で行ける店舗に絞ることにしました。
 そして、やむを得ず運転しなければならないときは、それまで以上にエコドライブを心掛け、アイドリングストップも始めました。合算10分ほどのエンジン休止で90グラムの二酸化炭素が削減されるそうです。わずかな量ですが、行う価値はあると思いました。
 しかし、助手席の夫から「(切り替え音が)うるさい」と言われ、私一人の乗車時だけ行うようになりました。
 文句を言っていた夫ですが、その後、自分の車の暖気運転をやめてくれました。私のアイドリングストップの影響かなと、ほくそえんでいます。
(ACT53仙台・岡 菜実)


2017年02月13日月曜日


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