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<石巻複合施設>三角屋根連なる文化拠点に

石巻の文化芸術拠点となる複合文化施設のイメージ図

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市で、ともに津波被害を受けた文化センターと市民会館に代わる「複合文化施設」の姿が具体化してきた。三角屋根の建物が連なるデザインで、市の新たな文化芸術拠点となる。市は20日に市民対象のワークショップを開き、より良い施設を造るためのアイデアを募る。
 複合文化施設は開成地区に整備する計画で、市は2020年度末までの完成を目指す。音楽や演劇の公演会場として座席数約1300席の大ホールと最大400席の小ホールを設け、美術品や文化財を飾る展示室なども配置する。
 市は昨年5月、基本設計委託先を決める選定委員会を設置。25社が参加したプロポーザル審査の結果、藤本壮介建築設計事務所(東京)の提案が最優秀賞に選ばれた。
 外観は、昭和の町並みをイメージした三角屋根の建物が連なったデザイン。内部は(1)展示室(2)小ホール(3)楽屋・生涯学習室(4)大ホール−などに分かれ、入り口に約200メートルの共有ロビーを設けてつながりを生み出す。
 石巻中央公民館で1日にあった市民説明会で、藤本壮介代表は「縁側のようなロビーにし、市民が愛着を持てるランドマークにしたい」と強調。20日にはホールや展示室など機能別に分かれ、市民が意見を出し合うワークショップを同公民館で予定している。
 市教委生涯学習課の武山専太郎課長は「実際に施設を利用する市民の声をできるだけ多く聞き、コストなども考慮して反映させられる部分は取り入れたい」と話している。


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2017年02月14日火曜日


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