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震災で閉校 伝統の百人一首新天地で響く

札を取り合う児童たち

 東日本大震災の影響で閉校した宮城県気仙沼市浦島小の伝統行事だった百人一首を引き継ごうと、統合先の鹿折小(児童202人)で13日、「百人一首かるたに親しむ会」があった。
 3、4年の計71人が力量に応じて九つのグループに分かれ4人ずつ対戦。有名な40句に絞って札を奪い合った。気仙沼演劇塾「うを座」の鈴木恒子座長が句を詠み上げると、子どもたちは「はい」と素早い動きで取り合った。
 浦島小は全校生徒が参加する百人一首に親しむ会を1982年に始め、保護者や住民も応援に訪れる冬の恒例行事だった。震災で学区が被災し、2013年春に鹿折小と統合。古里の行事を大切にする心も育てようと継承が決まった。
 4年藤村倖成君(10)は「100句のうち90句は覚えた。戦って札を取り合うのが面白い」と話した。3年小野寺椎菜さん(9)は「家でたくさん練習してきた。覚えて、頑張って、楽しむいい遊びだと思う」と笑顔を見せた。


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2017年02月14日火曜日


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